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副業でクラウドソーシングを使って仕事を探していた頃のはなし

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 今から数年前(多分、7,8年前)の話になりますが、その頃、お世話になっていた「さぶみっと」や「SOHOビレッジ」より、大量に案件がカテゴライズされている「ランサーズLancers」や「クラウドワークスCrowdWorks」の利用を試みてみました。

 それまでは、掲示板からの仕事依頼に、お見積もり⇒返答⇒質問⇒回答と主にメールでのやり取りを繰り返し、お互いの相違を埋めて行き、Skypeや電話で人柄と仕様の確認を経て契約にたどり着くと言ったシンプル(考え方に個人差はありますが)なものでした。

資格不要で稼ぐなら「クラウドワークス」

 ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングは相手と直接の折衝をせずに(させない)見積もり交渉が出来るのがメリットである反面、そのサービスを利用するのには、きっちり費用(成約からの%払い)も払うものす。とても良く出来たビジネスモデルだと思えます。

クラウドソーシングの利用実態(少し古いデータですが)

2009年(5.9万人)、2010年(12.6万人)、2011年(24.1万人)

2012年(43.3万人)、2013(91.6万人) ※実に5年間で155%も増えている

クラウドソーシングで発注される仕事の内容

デザイン関連(55.1%)、ウェブデザイン関連(42.2%)、ウェブ開発関連(28.9%)、サーバーシステム開発(10.1%)

フリーランスの経済規模が初の20兆円超え、副業経済は8兆円規模へ

 伸び続けるクラウドソーシング市場は2018年でなんと2018億円!3年前には44億円しかなかったのに・・・。

  この勢いは仕事の流れを変え、リアルな求人市場に常時、人手不足もたらして行きます。

 反面、時を追うごとに世の中に関わる人たちも増え、スキルも一般化して浸透していったせいか見積もり単価の下落が起こり始め(だろうという気がします)ます。取引先の受注担当者も「あの見積もり価格ではうちはやれないよ」とボヤイテいました。その内に、質が段々と低下するのではないか思い、危惧していると話していました。

 この様な無理がたたっているとも思われる、”火消し案件(途中で頓挫する)”と言われる、たらい回し的な案件も多くなってきました。

 そもそもが出す側の意識も取り敢えず安くなれば・・・、受ける側としても「安く(しないと)すれば乗っかれる」という、金銭的なやり取りが先行すると、思いの食い違いが起きやすくなるのではと思います。

 以前は互いの事情や経緯、想いを交わしながら信頼関係を築くと同時に、仕様の確認や積み上げなどへと話が進み(はずみ)、見積もりや支払いの都合を確かめ(意識のすり合わせ)ながら成約に至ることが出来たように思います。

 こういうプロセスをシステムに頼ると、どうしても事務的な優劣(〇か否か)に偏ってしまう気がします。こなせる数は必然的に上がるので、双方にもメリットもあり、一概にどうこうは言えませんが、反面、IT関連の雇用価値がそれらに合わせて向上しているかと言うと、多くの人はいまだに時間単金1,000円~ハローワークを参考)(僕が今、Wワークしているところも1,000円/H)で勤めているのが現状だからです。これからもIT業界に携わろうとする新たな人材発掘や確保が求められる中で、この現状には歪を感じているのは僕だけでしょうか?

 もっと、メンタル的なケアなども含めたシステム作りが、必要(求められるべきかも)なのではと感じますね。